ウェブブラウザでのチェックボック一括選択

しょうもない話なんだけれども,ずっとウェブ版 Google Inbox では,メールの一括選択ができないものだと思っていた(ただ,なぜか複数選択は ctrl を使っていたのに,shift の一括選択はできないと思っていた).

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けれど,とある拍子に shift を押しっぱなしにしていたらしく,複数選択できるということに気がついた.
たしかに,複数項目の選択する動作として Shit キーを併用するというのは,OS の基本的な挙動として正しい様に思える.

ウェブページのチェックボックスに期待する動作

しかし,ウェブページのチェックボックス*1を shift で複数選択するという行動にはイマイチ馴染みがない.

もし,チェックボックスがなく,行を選択して色がつくだけの挙動だったら,shift を併用して一括選択をしようとしたかもしれない.
ただし,メールを開くという挙動が必要なため,それは難しい話ではある.

OS の機能としての一括選択

と,ここでふと思い起こせば,(久しく使っていないので正しいかわからないけれど)Outlook などのメーラはそういう挙動だったような気がする.

ということは,この仕様は OS の挙動に沿ったと言うよりは,伝統的なメーラの挙動に沿っているということに思えてくる.
もちろん,古き良きメーラは OS に乗っかったアプリケーションであるために,その OS の挙動に規定されているだけである.

ウェブブラウザの機能不足を補完する

ウェブページ上でチェックボックスが並んでいても,shift で一括選択しようとは思わない.
これは,今まで(ブラウザでのサポートがされていないため)できなかったという経験則からからだ.

ただ,リッチな表現をしようとするサイトは JS で頑張ってる.
すぐに確認できたところでは, WordPress の管理画面では Shift での一括選択ができた(これもおそらく始めて操作したと思う).
他には,dropbox とか,ファイラが必要なウェブアプリは対応しているようだ.

しかし,多くのケースでは,このように全選択ボタンが別途置かれることになる.

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このチェックボックス自体は動作の意味をユーザに示していない.
上の画像のように何をするものなのかをツールチップなどで示さないと,何のために配置されたボタンであるか判別不能なはずだ.
だが,今では多くのユーザがこの方式に慣れてしまったので問題がなくなっている.

アプリとウェブブラウザとの無意識での使い分け

上で,複数選択であれば,ブラウザでも試すだろうということを書いた.
これは,OS の挙動とウェブブラウザの挙動が一致した例であり,まっとうなもの.
これもウェブブラウザで標準でできるというものではないのだけれど,チェックボックスの一括選択よりは実現しやすかったり,需要が大きかったのか,よく見かけるように思える.

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もしかしたら,チェックボックスを使用しない表現として,選択行の色を変更するというインタフェイスが採用されているだけもしれない.

感じ方の変化

個人的には,メーラがウェブクライアントになり,ビューが HTML で実装される段になって,チェックボックスが一括選択できなさそうだと感じるようになったというのは面白いなと感じた.

もちろん,他の人は全然違っていて,ウェブでもチェックボックスの一括選択よくやるよという人が多いのかもしれない.

今後ウェブで shift 併用の一括選択がよく使われるようになってくると,また意識も変わっていくのだろう.

*1:実際には Inbox のチェックボックスは input 要素ではない